3Dモデル内に読み込んだ2Ddwgファイルで表現した円や円弧の線をmixpaceで表示させたい場合は、曲線ではなく多角形に変換してください。
(※2Dのdwgファイルをmixpaceで表示させる手順は「Revit - 2D図面と3Dモデルを合わせて表示したい」をご覧ください。)
円の場合、半径500mm以下になると何も表示されなくなってしまいます。
円弧の場合、半径1000mm以下になると直線になってしまいます。
mixpaceのデータ変換(コンバート)はオートデスク株式会社のForgeプラットフォームが提供するサービスとmixpace独自の変換システムを組み合わせたものを利用しています。円や円弧の線はこのForge内で円の場合半径500mm以下になると何も表示されなくなり、円弧の場合は半径1000mm以下になると直線になってしまう仕様ということが分かっています。
そのため、mixpaceでもForgeと同様の結果が引き継がれます。
半径の小さな「円」や「円弧」を欠落なく表現したい場合は、直線で構成された多角形に置き換える方法がありますのでご検討ください。
以下にその手順をまとめました。
手順
補足
円・円弧を多角形にする手順(AutoCAD)
円の場合
1. [ POLYGON ] コマンドを実行します。
2. エッジの数を入力します。(※エッジ数について詳しくはこちらをご覧ください。)
3. エンターを押したら、多角形化したい円の中心をクリックします。
4. 作成される多角形が内接か外接かを選択し、エンターを押します。
5. 円の外周をクリックして多角形が作成されます。
円弧の場合
1. [ POLYGON ] コマンドを実行します。
2. エッジの数を入力します。(※エッジ数について詳しくはこちらをご覧ください。)
3. [ Enter ] を押し、多角形化したい円弧の中心をクリックします。
4. 作成される多角形が内接か外接かを選択し、 [ Enter ] を押します。
5. 円弧の端点をクリックして多角形が作成されます。
6. [ TRIM ] コマンドを実行します。
7. 円弧の下半分部分を削除します。
多角形化したdwgファイルをrvtファイルに展開し、mixpaceで変換すると表示が可能になりました。
多角形のエッジの数について
エッジの数は50までを推奨します。
円・円弧を多角形化する際、 [ POLYGON ] コマンドでエッジの数値(=多角形の辺の数)を定義します。エッジの数は作成される多角形の辺の数を表し、AutoCADでは最大値が1000までと定められています。
2Dのdwgファイルをmixpaceで表示させるためには、一度Revitに読み込んで多角形ポリラインをモデル線分へ展開し、rvtファイルとする必要がありますが(参照)、Revitではモデル線分の最小の長さが1/32インチ(≒0.7938mm)までと定められているため、多角形の一片の長さもそれ以上としなければなりません。そのため、dwgファイル内で1/32インチ未満の多角形の辺はRevitで展開した際に非表示になったり一部が欠落してしまい、mixpaceでも表示することが出来ません。