mixpaceでは、2D情報しか含まれないデータは変換が出来ませんが、3Dモデルを配置することで3Dの要素を含む.dwgになるため変換が可能になります。
ただし、寸法値や属性値などのテキスト情報はそのままだと変換されないため、ポリライン化する必要があります。
手順
参考
2D図面内に3Dモデルを配置して3Dの.dwgにする(AutoCAD)
1. 図面を開き、右下の [ ワークスペースの切り替え ] から「3D 基本」もしくは「3Dモデリング」に切り替えます。
2. [ ホーム ] タブの [ 作成 ] から3Dモデルを作成します。(今回は「直方体」でご説明します。)
3. 図面内の任意の場所に3Dモデルを配置します。
※原点の位置や図面の端等、AR / MR表示させた時邪魔にならない場所に配置してください。
4. これで3Dの.dwgデータの完成です。(今回は原点の位置に1mm角の立方体を配置しました。)
寸法値や属性値などのテキスト情報もmixpaceで表示させたい場合は次の手順へ進んでください。
テキストをポリライン化する(AutoCAD)
オブジェクトのカテゴリによって手順が異なります。それぞれの手順をご参照ください。
※文字をポリライン化すると、非常に細かいオブジェクトが沢山生成されるため、データ内のオブジェクト数が増え、描画負荷の原因となることがあります。その場合は複数のデータに分けるか、必要な部分のみ残すなど、軽量化をお試しください。
「文字」の場合
1. 「文字」オブジェクトを選択し、 [ TEXTEXP ] コマンドを実行します。
2. コマンド実行後、文字が「2Dポリライン」に変わっていることが確認出来たら保存し、mixpaceでコンバートしてください。
「寸法」・「マルチ引き出し線」の場合
1. 「寸法」・「マルチ引き出し線」オブジェクトを選択し、 [ EXPLODE ] コマンドを実行します。
2. 分解されたら「文字」の場合同様に、文字を選択して [ TEXTEXP ] コマンドを実行し、文字が「2Dポリライン」に変わっていることが確認出来たら保存し、mixpaceでコンバートしてください。
※太さのあるフォントの場合は文字の輪郭線がポリライン化されるため、生成されたポリラインが複雑になり、データ量が重くなったり、読みにくくなる恐れがあります。あらかじめ単線のフォントを指定しておくと、単線のポリラインになるためデータ量も抑えられ、文字も読みやすくなります。
「ブロック参照」の場合
1. 「ブロック参照」オブジェクトを選択し、 [ BURST ] コマンドを実行します。
※ ブロック参照に対して[ EXPLODE ] コマンドを実行してしまうと中に含まれる属性情報が消えてしまうため [ BURST ] コマンドを実行してください。
2. 分解されたら「文字」の場合同様に、文字を選択して [ TEXTEXP ] コマンドを実行し、文字が「2Dポリライン」に変わっていることが確認出来たら保存し、mixpaceでコンバートしてください。
線分に幅や厚みを付けて表示したい場合(AutoCAD)
1. [PEDIT]コマンドを実行し、太くしたい「線分」を選択し、ポリラインに変換します。
2. ポリラインの「グローバル幅」に数値を入力して太くし、ポリラインの「閉じている」を「はい」に変更し閉じたポリラインにします。
厚みを持たせる場合はポリラインの「厚み」に数値を入力してください。
※厚みだけを変更した場合、3D要素が含まれないままとなってしまい変換に失敗してしまう場合がございます。データのどこかに3D要素を付与してください。
(参考:2D図面内に3Dモデルを配置して3Dの.dwgにする(AutoCAD))
3. ポリラインを太くしたdwgデータをコンバートすると線が太くはっきりと表示されるようになります。
※ポリラインに幅・厚みを付与すると、データ内のポリゴン数が増え、描画負荷の原因となることがあります。その場合は複数のデータに分けるか、必要な部分のみ残すなど、軽量化をお試しください。
Before | After |