ARで3Dモデルを表示する際の現実オブジェクトとの前後関係の表現方法についてご紹介します。
(※以下の記事文章は動画から概要を切り出したものです。)
1. 影機能を使った水平面との重なり表現(iPad版のみ)
床や机などの水平面を検知し、表示している3Dモデルの影を落とすことができます。
2. 透過機能を使ったスケルトン表現(iPad版のみ)
現実空間とAR表示させた3Dモデルを重ね合わせて確認するときは透過表示が便利です。
透過機能を用いて、現実オブジェクトの内部にある構造をスケルトン表示します。 |
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内装工事が進んで確認できなくなった配筋や構造の確認が可能となります。 |
3. 複数の3Dモデルを利用した重なり表現
同時に複数の3Dモデルを配置することができます。お互いの干渉チェックも可能です。
複数の3Dモデルを同時に配置することができます。 これにより、お互いの3Dモデルの干渉や配置の検討などが確認できます。 |
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例えば大型の機械装置を搬入するために適した扉の形状がどういったものが良いかの検証が出来ます。 同一プロジェクト内の3Dモデルの場合、同じ位置指定ARマーカーの位置が共有されるため、建築の各工程の状態をレイヤ表示の様に切り替えながら確認するといった使い方もできます。 |
4. グリッドモデルを活用した前後関係表現
現実空間にある壁面に合わせてグリッドを配置し、前後関係をわかりやすく表現します。
壁の奥など現実空間では見えない部分に3Dモデルを配置したい場合、手前に来る壁が凹凸が無かったり均一な特徴のないものだと、3Dモデルが手前にあるように見えてしまいます。 |
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このような場合は、現実空間の壁の位置にグリッドモデルなどを位置合わせARマーカー機能を利用して配置します。 |
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こうして壁面にグリッドが表示されることで、奥に配置された3Dモデルがただしく奥にあるように見えます。 |
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