HoloLens 2アプリ「Miracast」を用いて画面共有することができます。
手順
Miracastとは
HoloLens 2は「Miracast」と呼ばれる無線でのディスプレイ伝送の機能を持っており、 Miracast受信端末やWindows 10 PCに動画をストリーミングで配信ができます。 Windows 10 PCの場合はプリインストールされている「接続」というアプリを使用す ることでHoloLens 2からのMiracastを受信できます。このPCからモニターやプロジェクターに出力することで、HoloLens 2装着者以外でも装着者が何をしているのかを見ることができます。
※Windows 10 May 2020 Updateからデフォルトアプリだった「接続」アプリがデフォルトではインストールされなくなりました。
「設定」-「オプション機能の管理」から「ワイヤレスディスプレイ」を有効化、インストールすることで利用可能になります。
本記事で紹介している内容を、Windows 10 May 2020 Update環境以降で実践する場合は、この有効化が必要になります。
操作手順
① Windows 10 PC側の準備
Windows 10 PC側で[接続]アプリをスタートメニューから起動します。 |
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[接続]アプリを起動すると、接続するためのPC名(ここでは「LAPTOP-AILCM624」)が表示されます。 |
② HoloLens 2側の準備
③ mixpace画面を共有
HoloLens 2とWindows 10 PCが接続された状態でHoloLens 2でmixpaceを起動します。 |
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起動すると、mixpace上で表示した3DモデルをHoloLens 2装着者以外の人と共有することができます。 |
・今回の例では、ノートパソコンの画面に [ 接続 ] アプリを表示していますが、プロジェクターや大きなモニターに表示することで、mixpaceをプレゼンテーションや設計レビューなどによりご活用いただけます。
・また、[ 接続 ] アプリを画面共有機能を有するweb会議サービスを用いることで、遠隔地にHoloLens 2のカメラ映像と3Dモデルが合成された映像を共有することができます。
※外部サービス利用に関してはサポート対象外となっており、生じた一切のトラブルに関して、一切の責任を負わないものとします。
うまくいかない時の対処法
- HoloLens 2とWindows 10 PCのOSアップデートを確認する。
- 機内モードになっていないか確認する。
- 社内セキュリティシステム上問題がないか確認する。
Miracastは無線通信を行うため導入されているセキュリティシステムによって、利用できない場合がございます。その場合は社内のセキュリティ担当者等へご確認ください。
※Miracastについての技術的サポートは、mixpaceサポートデスクのサポート対象外となります。 - 無線通信が可能なPCか確認する。
Miracastは無線通信が必要となります。デスクトップPCなどで、マザーボードに無線機能がない/無線通信カード/無線LANカード/ネットワークアダプターを搭載していない/無線子機がついていないなどの場合は、図のような表示になります。この場合、一般向けに販売されている無線子機やmiracastレシーバーを使用することで、Miracastが利用可能になります。