公開日: 2024-09-26
ショーボンド建設株式会社様では、高架橋の耐震補強工事の建設現場における施工前確認に、mixpaceを活用いただきました。その活用の目的や効果について、補修工学研究所/営業本部DX推進室の太田 翔様にお話を伺いました。
キーワード:施工前確認、合意形成、フロントローディング
【mixpaceを活用しようと思ったきっかけ】
社内の方にARを活用してもらいたくて、使いやすいAR表示アプリを探していました。多くの関連ホームページを見ましたが、mixpaceは事例などの情報が多かったことに加え、実際にデモも実施してもらったことで、mixpaceへの理解が非常に深まり採用に至りました。
【活用方法、活用した所感・効果】
高架橋の耐震補強工事を行う前に使用しました。部材の設置後の道路反射鏡の視認性確認などを行いました。ARを活用して、歩行者や車の運転者からの道路反射鏡を介して道路状況がどのように見えるかをチェックしました。
従来は、2次元図面や写真にて位置関係等から視認性に影響が及ぶ可能性について説明をしていましたが、AR技術と3次元モデルを使うことで、視覚的な情報共有による業務の省力化と、視覚的な相互理解による業務の効率化を期待できるのではないかと考えました。
写真 - mixpaceのiPad版アプリを使用している様子
写真 - ARで補強工事の部材を設置した場合のシミュレーションを実施
ARを活用して、補強工事の部材を重畳してみたところ、現地に設置されている道路反射鏡の視認性が低下してしまう恐れがあることがわかりました。部材の取付工事に進む前に、課題を関係者間で確認できたため、対策を検討することができました。
写真 - 歩道にARで建築限界を表示して影響範囲を確認
【AR活用で工夫した点】
iPad Proに搭載しているLiDARセンサーによる「オクルージョン機能」を使用して、橋梁にARモデルを重畳した際の状況把握がしやすくなりました。位置合わせには「位置指定ARマーカー機能」を使用しました。AR表示する際に、あらかじめ現地に基準墨を打つと同時に、AR表示するモデルにも基準線を含めてモデル化することで位置合わせが容易になりました。
【今後のAR技術とmixpaceに期待するところ】
上記の事例以外にも全国各地でARを活用してきました。これまでのプロジェクトで実際に以下の効果を得られたと考えています。
・3次元モデルに興味を持つ方が増えたこと
・図面のイメージ共有が短時間になったこと
・発注者様との打合せで共感が得られやすくなったこと
引き続き、ARを情報共有・相互理解を得ることに活用していきたいです。活用事例を多く作り、社内で多く使ってもらい、省力化・効率化につながる一助にできれば、と考えています。
今後について、精度特化型のARがあると良いと期待しています。例えば、マーカーを2次元的に配置することで、位置合わせの精度を高めるようなイメージです。
mixpaceチームより
本記事の作成にあたり、詳細な検証事例をご提供いただきましたショーボンド建設株式会社 太田様に改めて感謝申し上げます。頂戴したフィードバックを活かし、さらなる品質向上やよりご活用いただける機能開発に努めてまいります。
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