dwgファイルは「作図単位」を [ DWGUNITS ] コマンドで正しい単位設定にしてからmixpaceで変換してください。
mixpaceはdwgファイルにも対応していますが、dwgファイルを制作したソフトウェアの設定によってはmixpace変換後に3Dモデルの大きさが変わってしまうことがあります。
mixpaceはdwgファイルの単位設定を反映しますので、dwgファイルの単位とスケールが正しく設定されている事をご確認ください。
以下にAutoCADでのdwgファイルの単位設定の設定手順と注意点についてまとめました。
※AutoCAD ArhcitectureやCivil 3Dの場合も同様です。
dwgファイルの単位設定
AutoCADでは単位や尺度に関する名称がいくつかありますが、「作図単位」 がdwgデータの単位に関するものです。
この「作図単位」を設定するには [ DWGUNITS ] コマンドを使用します。
<1>と表示されています。
山括弧<>は現在選択されているものを示すので、このdwgデータの単位は「インチ」となっている事がわかります。
「ミリメートル」へ設定する場合はここで [ 3 ] を入力し [ Enter ] で確定します。
※コマンドの詳細やオプションについて詳しくはオートデスク公式の記事「AutoCAD で作図単位を変更または変換する方法」を参照ください。
注意点
図面ユーティリティの [ 単位管理 ] ダイアログからはdwgデータの単位は変更出来ません。
[ 図面ユーティリティ ] > [ 単位管理 ] を開くことで単位に関する設定ダイアログが表示されますが、ここに表示される「挿入尺度」はあくまでドキュメントへ別のファイルを挿入する際の尺度に関するもののため、dwgデータ自体の単位ではありません。
挿入尺度ではなく「作図単位」を変える必要があるので、このダイアログではなく [ DWGUNITS ] コマンドを使用してください。
単位調整後の確認
単位の確認
もう一度 [ DWGUNITS ] コマンドを使用して、正しく単位が設定されているか確認します。
<3>と表示されていますので「ミリメートル」となっていることが確認できました。
寸法の確認
寸法が正しい値となっているか確認します。
ここでは開口部を計測ツールで計測しました。
「800」となっています。
単位はミリメートルに設定しましたので「800mm」となるので、正しい寸法となっている事が確認できました。
万が一寸法が異なっていた場合は [ SCALE ] コマンドを使用し正しいスケールに調整します。
単位と寸法とともに問題ないことが確認できたら保存し、mixpaceで変換します。
正しいスケールで変換することが出来ました。
「ARマーカー位置設定ツール」の3Dエディタでは1mグリッドが表示されますので、正しい大きさとなっているかどうかの目安としてお使いください。